柿をもぐために実家に召喚された

母から干し柿を作りたいと連絡が入り

実家には脚立に登って柿を採れる人が居ないので私が召喚されました

すでに今年に入って3度目となる柿の収穫

タイトルにした柿を「もぐ」って言い方、調べたら方言じゃなかった!

「もぎ取る」からきているんだそうな

 

私の実家では柿の木を数本所有しており、今日収穫したのは

  • 早い時期に採れる早生の甘柿と
  • 干し柿用の渋柿です

木によって甘柿の実る木と渋柿の実る木があるんですよね

甘柿

今日収穫した甘柿

今回収穫した甘柿は、

  • ごまが入ってる甘柿とか
  • ごま柿

と呼ぶ人も多くて、柿に興味ない方は「柿にごま?何それ?」って思うかもしれませんが

本当に胡麻が入ってるわけじゃなくて、果肉に胡麻が入ってるみたいな黒い斑点があるから「ゴマが入ってる」って表現で呼ばれているみたいですね

実家産のこちらの甘柿は種入りで柿の中身が黒くなっています

この黒いごまって呼ばれている正体はタンニン(渋み成分)の塊なんだそう。かたまることで食べた時に渋みを感じるセンサーに反応しなくなる事で甘く感じられるんですって!

逆に渋柿のタンニンはかたまらず果肉に溶け込んでいるから食べると渋いと感じるのだそう

ちなみに私はよく洗い、皮付きのまま食べます

祖母に伝えると、

歯が強くていいね

と褒められますw

実よりも皮の方が栄養豊富とも言われていて、ビタミンCや食物繊維、カリウム等が入っているのだそう!めちゃくちゃ嬉しい栄養素!

甘柿の木

収穫したらそのまま食べる事が出来るのが甘柿です

固めに、しゃくしゃく食べれる期間が長いので固めが好きな方は甘柿がおすすめです(私の偏見かもw)

もちろん柔らかく熟してから食べるのも甘味も増して本当に美味しいですよ

鳥も甘いのを知っているのか、甘柿は木に実っているまま食べられちゃってるところをよく見ます

鳥って賢い!

渋柿

渋柿の木

渋柿はそのまま食べると渋いので、干すか漬けるか手間を掛けることで甘く変身し食べる事が出来るようになります

渋柿を漬ける場合は

  1. ヘタの部分を渋柿用の焼酎に少し浸して
  2. 全て袋に入れ、袋の口を縛って2日放置したのち、
  3. 新聞紙などの上に1つずつ広げて置いておくと、
  4. 約2日後くらいに食べ頃の甘い柿に変身します

渋柿を干す場合は

枝をTの字に残すことで紐に結びやすい
  1. 枝をTの字になるように収穫し
  2. 皮を剥きます
  3. 紐に一つずつくくりつけて
  4. 鍋で沸騰したお湯に5秒くらいつけて引き上げます(殺菌効果のため)
  5. 日当たりと風通しが良く雨が当たらない場所に柿がついた紐をぶら下げておき
  6. 約3週間くらいしたら食べ頃です(天候や柿の大きさにもよります)

※どちらのやり方も祖母から教えてもらったやり方なので間違ってたりしててもご容赦くださいませ

どちらにせよ渋柿は手間がかかりますが、種がなく(実家の渋柿の場合)、食べやすいのも特徴です

ドロドロ柔らか系の柿が好きな方は渋柿が合ってるかも!種もなくて加工しやすいし親戚は柿ゼリーにして食べるのが好きなんだそう

おしゃれなことしますね

今回は干し柿を作りたいという母の要望から沢山の枝付き渋柿と、お裾分け分も含めた沢山の甘柿を収穫しました

今日収穫した干し柿用渋柿

こんなにたくさんの柿があって、栄養豊富で美容にも健康にも良さそうと聞くと、ついつい食べ過ぎてしまうのですが、

1日1〜2個位を目安にした方が良いようですよ

食べ過ぎは「柿胃石症」により体の中に石ができて胃の出口を塞いでしまうと腹痛とか吐き気の症状に。その石が腸で詰まると「腸閉塞」になってしまうのだそう

皆様お気をつけあれ〜!そして母よ、渋柿の皮剥き頑張れ〜!